『メトロイド ドレッド』感想
人生初のメトロイドです。すごく楽しかった。
以下ネタバレあり
『Celeste』『Rabi-Ribi』『Hollow Knight』など、インディーゲーム界でヒット作を生み続けるジャンル ”メトロイドヴァニア”。
そんなジャンルですが実はあまりプレイしたことがなく、ジャンル名にもなっている『メトロイド』『悪魔城』に関しては全く触ったことがなかったので、今作を触ってみることに。
・ゲームを進めるほど快適になる『気持ちよさ』
プレイしていて一番感じたのが「新しい装備を手に入れるときのワクワク感」でした。
他のメトロイドシリーズがどうなのかはわかりませんが、今作は装備を手に入れるたびにサムスが超強くなります。
ゲームの進め方としては「新装備を手に入れる」、「特定の装備でしか壊せない扉・壁の先を探索する」のループなのですが、
その新装備によってサムスが目に見えて強くなって、どんどんプレイが快適になっていきます。
特に驚いたのがスペースジャンプ。こんなのアクションゲームでやっていいの!?となりました。
新しいエリアに行く過程で前のステージを探索することもあり、苦労した敵を強くなった装備でバッタバッタと倒す『気持ちよさ』。
このゲームのすごく好きなところです。
・倒せない敵、だがしかし……
そんなに強くなるのならヌルゲーなんだろうなー、と思いきやそんなことはなく、むしろかなり歯ごたえのあるゲームです。
それは『E.M.M.I(エミー)』の存在によるもの。エミーは通常の装備では倒せず、ステージ後半に手に入る使い切りの武器を使って倒すことになり、ゲームの大半はこいつと追いかけっこすることになります。
このエミー、問題なのは触れるだけで即死するという点。しかもめちゃくちゃ足が速く、終盤のエミーに至ってはこちらの動きを止めてきたりします。
無敵で触れたら即死の敵なんて、アクションゲームで出すには狂ってるだろ……
なんて思ってしまいそうですが(まあ思うんですが)
このゲームにはちゃんと対処方法が用意されています。
ファントムクロークという装備で、使用すると一定時間サムスが透明になり、音を立てずに移動することができます。エミーは音と視界でこちらを探知しているので、これを駆使して隠れつつ進むというわけです。
このファントムクロークがまた絶妙な調整で、使用中専用のゲージを消費し、ゲージが尽きると体力が消費します。
またゲージが最大の状態でしか使用できず、サムスが動いていないとゲージが回復しないのです。つまり、隠れてばかりとはいかないわけですね。
エミーは特定エリア内を動き回っているので(しかも結構速い)、緊張感がヤバい。
対処法がある故の緊張感ですね。
ちなみに触れたら即死と書きましたが実はそうではなく、
エミーの目が光ったタイミングで近接攻撃を出せば逃げることができます。メレーカウンターというやつです。
まあめちゃくちゃ難しいんですが……エミーも毎回タイミング変えてくるし。
でも、このカウンターのおかげでエミーに捕まっても腐らずにワンチャン狙ったり、成功時は最高に気持ちよくて「俺このゲーム上手い!」ってなれたり……
もしこのカウンターがなければ、結構しんどいゲームになってたんじゃないかと思います。良いシステムですね。
・まとめ
初メトロイドでしたが、遊んで良かった。とっても面白かったです。
ほかのメトロイドシリーズもプレイしてみたいな……リメイクの予定とかないんだろうか。