『Pokémon LEGENDS アルセウス』感想
2021年期待のタイトルその1。
以下ネタバレあり
みんな大好きポケットモンスターシリーズ最新作。
僕が人生で初めてプレイしたゲームがポケモンクリスタルで、シリーズにもそれなりに思い入れがある。
そんなポケモンの最新作はアクションRPGで、楽しみな反面どうなることかと思ったけど期待通りのクオリティでした。
今作はポケモン本編シリーズとは違い、フィールドを歩いてるポケモンに直接ボールを投げて捕獲することができる。(ポケモン入りのボールを投げると従来通り戦闘になる)
このおかげでかなりテンポがよく、慣れてくると移動しながらバシバシとボールを投げつけ、爽快感あるプレイができた。
しかしそれで通用するのは序盤だけで、後半になると野生のポケモンも強く、毎回そういうプレイをするのは難しい。
特にオヤブンポケモンという強い個体がおり、ストーリー進行中の戦力では戦闘になるとまず勝てないので、メタルギアソリッドばりにスニーキングしなければならない。
これもなかなか新鮮で、普段は草むらにポケモンが潜んで人間が道路を歩いているのに、今作は全くの逆。
ポケモンが道路を闊歩し、人間が草むらに隠れることになる。
そんなオヤブンポケモンも上手くやれば捕獲でき、仲間になれば頼もしいエースになってくれる。
草むらに隠れて背後に回り、ボールをぶち当てる感覚はまるでフロムゲーをやっているよう。
ポケモンでここまでアクションができるのは素直に感動した。
またマップが超広い。オープンワールドではなくモンハンみたいな箱庭だけど、プレイフィールはかなりBotWを意識してる感じがした。
それゆえに序盤に壁上りや水泳、滑空などが自由にできないのは少し残念。ストーリーが進めばできるようになるので、そこからはすごく楽しいのだけれど。
そうはいっても広大なフィールドを歩きながらポケモンを捕まえてるだけで楽しかった。ポケモンGOをコンシューマー向けにしたらこんな感じなのかも。
実はこんな『ポケモンがフィールドを歩き回り、プレイヤーはボールを投げて捕獲できる』というの、僕が剣盾のワイルドエリアに期待してたことのほぼまんまだった。 (実際はただのシンボルエンカウントだったけど)
なので本当は剣盾でこういうことをやってほしかった。ポケモンがプレイヤーに攻撃してくるというのは本編ではやりづらいのかもしれないけど。
閑話休題。
今作だが、ポケモンシリーズではあるもののかなり難易度が高め。
まず戦闘が難しい。NPCとバトルになれば相手は的確に弱点をついてくるし、『早業/力業』(今作独自のシステム。技の威力を犠牲に行動順を早くしたり、逆に行動順を遅くして威力を上げることができる)もプレイヤーより上手く使ってくる。
また過去編ゆえにバトルのルールがまだ整備されていないのか、普通に2対1や3対1を仕掛けてくる。もちろんダブルバトルやトリプルバトルなんてものはない。
そのため回復アイテムの消費も激しいのだが、店売りの回復アイテムがまあまあ高く、ボールも合わせると計算して買い物をしなければならない。
一応フィールドで素材を集めることでアイテムをクラフトすることができるのだが、 ゲームに慣れてる層ならともかくポケモンのメインプレイヤー層に楽しめる難易度なのかな?と思ってしまった。
個人的には難しいくらいがちょうどいいので、やりごたえある難易度だったと思う。
本編クリア後には恒例のポケモン図鑑集めがある(というかアルセウスに会うために半強制的にやることになる)。
今作も剣盾ほどではないけどわけわからん進化条件があったり、めちゃくちゃ広いマップでともしび集めをさせられたり、自力でやるには結構キツい。(僕はこのへんポケ徹見ました。サンキューポケ徹。)
ちょっとこの辺りは『難しい』をはき違えてる感じはした。
まとめ
・新しい試みでかなり好感触。
・難易度が結構高い。
・次回作があるなら色々良くなってそう。期待
・ダイパリメイクは犠牲になったのだ……